2015/11/16  ドイツ・デュッセルドルフ

通期のEPS成長予想を引き上げ

ヘンケル、第3四半期に増収増益を達成

  • 売上高:8.4%増の4,590百万ユーロ(既存事業売上高は3.2%の増加)
  • 調整後*の営業利益:12.3%増の778百万ユーロ
  • 調整後*の売上高営業利益率(EBITマージン):0.5%ポイント増の16.9% 
  • 調整後*の優先株(一株)あたり利益(EPS):11.1%増の1.30ユーロ
  • 新興市場では既存事業売上高の好調な増加を達成:6.5%の増加

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Henkel delivers strong increase in Q3 sales and earnings

Kasper Rorsted, Chief Executive Officer, on Q3 results 2015

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「厳しい市場環境が続く中、ヘンケルは第3四半期に好調な業績を達成しました。全ての事業部門で著しい増収増益となっています。新興市場での既存事業売上高が好調で、成長に対し、再び全社平均以上の寄与を果たしました。成熟市場も主に北米における堅調な実績が寄与し、プラスの成長を示しました。当社は3四半期連続で成長を実現することができました」とヘンケル最高経営責任者のカスパー・ローステッドは述べました。「第3四半期の調整後営業利益および調整後売上高営業利益率(EBITマージン)は記録的な水準に達し、全ての事業部門の調整後営業利益および調整後売上高営業利益率 (EBITマージン)が前年を上回りました」

「厳しく不安定な市場における第3四半期の堅調な実績は、困難な経済環境に対する当社の対応能力を示しています。機敏さと柔軟性は引き続き当社にとって成功のカギであり、変化する市場環境に組織やプロセスを適応させるとともに更なる効率化を図るという当社の戦略が確認されました」

EPS成長予想の引き上げ

ヘンケルは既存事業売上高の成長見通しを明確にし、2015年度のEPS成長見通しを引き上げました。「当社は2015年の既存事業売上高の伸びを3%前後と見込んでいます。調整後の売上高営業利益率は約16%にまで増加するものと引き続き予想しており、調整後の優先株(一株)あたりの利益は10%以上の増加を見込んでいます」

2015年第3四半期の売上高および利益

2015年第3四半期のヘンケルの売上高は、8.4%と著しく増加し、4,590百万ユーロとなりました。外国為替差益2.3%を除外した売上高は6.1%増加しました。外国為替および買収・売却の影響を除外した既存事業売上高は3.2%の増加となりました。

ランドリー&ホームケア事業部門の既存事業売上高は5.5%の好調な増収となりました。ビューティーケア事業部門では、既存事業売上高が2.1%と堅調に伸びました。アドヒーシブ テクノロジーズ事業部門でも既存事業売上高が2.3%増と堅調な伸びを示しました。

一時所得、一時費用およびリストラ費用を除いた調整後の営業利益は、693百万ユーロから12.3%増加し、778百万ユーロとなりました。報告されている営業利益(EBIT)は、603百万ユーロから10.4%増加し、666百万ユーロとなりました。

調整後の売上高営業利益率は、0.5%ポイント増加の16.9%となりました。報告されている売上高営業利益率は0.3%ポイント増加の14.5%となりました。

ヘンケルの今期決算はマイナス11百万ユーロとなり、前年同期の水準でした。税率は24.6%でした(前年同期は24.0%)。

非支配株主持分を差し引いた調整後の当期純利益は、前年同期の508百万ユーロから11.0%増加し、564百万ユーロとなりました。報告されている当期純利益は、9.8%増の494百万ユーロ(前年同期は450百万ユーロ)となりました。10百万ユーロの非支配株主持分を差し引いた純利益は484百万ユーロとなりました(前年同期は440百万ユーロ)。

調整後の優先株(一株)あたりの利益(EPS)は前年同期の1.17ユーロから11.1%増加し、1.30ユーロとなりました。報告されたEPSは、前年同期の1.01ユーロから10.9%増加し、1.12ユーロとなりました。

売上高に対する正味運転資本は、前年比0.4%ポイント増の6.0%となりました。この増加は主に、買収によるものです。

2015年1月から9月までの業績

2015年の最初の9カ月間におけるヘンケルの売上高は、1,413百万ユーロという顕著な増加を示す13,715百万ユーロとなり、ヘンケルの記録を更新しました。これは前年同期と比較して11.5%の成長です。外国為替差益を除外した売上高は6.4%増加しました。全3事業部門が好調な業績に寄与したことから、外国為替および買収・売却の影響を除外した既存事業売上高は3.1%の増加となりました。

調整後の営業利益は1,986百万ユーロから267百万ユーロ増加し、2,253百万ユーロ(13.4%増)となりました。調整後の売上高営業利益率は16.1%から16.4%に上昇しました。

年初9カ月間における非支配株主持分を差し引いた調整後純利益は1,459百万ユーロから11.9%増加し、1,632百万ユーロとなりました。

調整後の優先株(一株)あたりの利益(EPS)は、3.37ユーロから11.9%増加し、3.77ユーロとなりました。

2015年9月30日時点のヘンケルの正味財務状況は、マイナス336百万ユーロでした(2014年12月31日時点では、マイナス153百万ユーロ)。2014年の年末からの変化は、主として配当支払いと買収のための支払いによるものです。

2015年第3四半期の事業部門別実績

ランドリー&ホームケア事業部門は、2015年第3四半期も再び非常に好調な収益成長を記録しました。既存事業売上高は前年比5.5%の伸びを示し、関連市場を上回りました。これによって市場シェアも拡大しました。名目売上高は10.6%増と再び2桁台の成長を示し、1,314百万ユーロ(前年同期は1,188百万ユーロ)となりました。

既存事業売上高の好調だったことは、主として新興市場の業績が寄与したものです。東欧地域とアジア地域(日本を除く)の双方が2桁の成長を記録しました。中南米地域は非常に好調な売上増加となりました。困難な状況にも関わらず、アフリカ・中東地域は堅調な成長を記録しました。成熟市場における既存事業売上高は、特に北米での堅調な実績により、プラス成長となりました。西欧の売上高は2014年第3四半期と同水準となりました。

ランドリー&ホームケア事業部門の調整後の営業利益は、19.3%と顕著な増加を示す239百万ユーロとなりました。調整後の売上高営業利益率は大きく伸び、過去最高の18.2%に達しました。報告された営業利益も前年同期の171百万ユーロから23.0%の著しい成長を見せ、211百万ユーロとなりました。

ビューティーケア事業部門も2015年第3四半期に持続的な収益成長を続けました。既存事業売上高の伸びは2.1%と今期も関連市場の伸びを上回り、市場シェアの拡大につながりました。名目売上高は5.0%増加し、964百万ユーロとなりました(前年同期は918百万ユーロ)。

既存事業売上高の非常に好調な増加により、同事業部門の新興市場での順調な成長が継続しました。中南米地域では再び2桁台の成長となりました。東欧は非常に好調な売上高の伸びを記録しました。アジア地域(日本を除く)は主として中国における2桁台の成長が寄与し、好調な売上を記録しました。アフリカ・中東地域での既存事業売上高は堅調に成長しました。成熟市場の事業は依然として厳しい競争と強い価格圧力の影響を受けています。特に西欧における成長とアジア太平洋地域の成熟市場により、売上高は前年同期の水準をわずかに下回りました。対照的に(また、この厳しい市場環境にも関わらず)、北米の売上は前年同期に比較して堅調な伸びを示しました。

ビューティーケア事業部門の調整後の営業利益は前年同期比で10.7%と著しく増加し、155百万ユーロを達成しました。調整後の売上高営業利益率も好調に増加し、16.1%となりました。報告された営業利益は、45.2%増の142百万ユーロとなりました。

アドヒーシブ テクノロジーズ事業部門の今期の既存事業売上高は、2.3%増と堅調な伸びを示しました。名目売上高は、8.5%増の2,279百万ユーロとなりました(前年同期は2,100百万ユーロ)。

既存事業売上高の堅調な伸びにより、同事業部門の新興市場における好調な発展が持続しました。中南米地域は2桁の伸びを記録しました。東欧およびアフリカ・中東地域では、一部の国で困難な状況が見られたものの、売上高は好調に伸びました。アジア地域(日本を除く)の売上高は特に中国における成長が弱含んだことにより、前年同期を下回りました。アジア太平洋地域の成熟市場が好調に成長したことにより、成熟市場の既存事業売上高は全体としてプラス成長でした。北米における売上高はプラス成長となりました。しかしながら西欧では、既存事業売上高は昨年と比較してわずかに低下しました。

アドヒーシブ テクノロジーズ事業部門の調整後の営業利益は、2014年第3四半期と比較して10.3%増加し、412百万ユーロとなりました。調整後の売上高営業利益率は堅調に増加し、初めて18.1%に達しました。報告された営業利益は、3.7%増の367百万ユーロとなりました。

2015年第3四半期の地域別業績

ヘンケルの西欧地域における売上高は6.0%増の1,508百万ユーロとなりました。非常に競争の激しい市場環境のなかで、地域内の成長はさまざまであるものの、既存事業売上高は前年同期を1.3%下回りました。イギリス、フランスおよび南欧では既存事業売上高が拡大した一方、ドイツでは売上高が前年同期を下回りました。東欧地域の売上高は733百万ユーロ(前年同期は792百万ユーロ)となりました。しかし、厳しい市場環境にも関わらず、主としてロシアおよびトルコでの事業が寄与し、既存事業売上高の成長率は9.7%となりました。アフリカ・中東地域では、売上高が前年同期の279百万ユーロから320百万ユーロに増加しました。一部の国で政治状況が引き続き成長に影響を与えてはいるものの、既存事業売上高は5.9%と堅調な成長を記録しました。

北米地域では、売上高が755百万ユーロから940百万ユーロに増加しました。既存事業売上高は3事業部門全てが寄与し、3.2%増加しました。中南米地域の売上高は、266百万ユーロから280百万ユーロに増加となりました。既存事業売上高は10.9%増加しました。この好調な成長は主に2桁成長を達成したメキシコによるものです。アジア太平洋地域の売上高は、前年同期の691百万ユーロから777百万ユーロに増加しました。既存事業売上高は0.8%増加しました。同地域の成熟市場が堅調な成長を記録したのに対し、新興市場は、中国における成長鈍化の結果、売上高の増加はわずかにとどまりました。

東欧、アフリカ・中東、中南米およびアジア(日本を除く)の新興市場では、売上高は4.2%増の1,994百万ユーロとなりました。全3事業部門が寄与したことにより、新興市場での既存事業売上高は6.5%増加し、再び、ヘンケルグループにおける既存事業売上高に対して全社平均以上の寄与となりました。新興市場の売上高の割合は、2014年第3四半期から低下し、43%となりました。成熟市場では、既存事業売上高が0.4%の伸びを示し、2,563百万ユーロとなりました。

ヘンケルグループの2015年見通し

ヘンケルは2015年度の既存事業売上高の成長見通しを、現在、約3%と見込んでいます。ランドリー&ホームケア事業部門の既存事業売上高成長率は、4~5%となる見込みです。ビューティーケア事業部門の既存事業売上高成長率は引き続き約2%と見込んでいます。アドヒーシブ テクノロジーズ事業部門の既存事業売上高成長率は、特に中国における成長鈍化により2~3%となる見込みです。これまでどおり、新興市場の売上高の割合は堅調な伸びを示すものと予想しています。ヘンケルは調整後の売上高営業利益率の予想を確認しており、全ての事業部門の寄与によって2014年度の15.8%から約16%にまで増加するものと引き続き予想しています。また、調整後の優先株(一株)あたりの利益予想を引き上げ、現在、2014年の4.38ユーロから10%以上の伸びを予想しています。

*一時所得 、一時費用およびリストラ費用を除く

本プレスリリースにおける将来予測は、弊社経営陣の知見と現在の予測に基づくものです。将来予測は、英文中 “expect“ “intend” “plan” “predict” “assume” “believe” “estimate” “anticipate” “forecast”等の語や同様の表現を用いて特徴づけられています。こうしたステートメントは、将来予測の実現を確約するものでは決してありません。将来のヘンケル社および関連企業の業績は、多くのリスクならびに不確実な要因によって、本稿の将来予測とは異なる場合があります。こうした要因の多くは、経済状況や競合の活動、その他市場要因など、弊社のコントロールを超えるものや前もって正確に予測することができないものです。ヘンケルは、これら将来予測をアップデートする意向はなく、またそれに関するいかなる義務を負うものでもありませんので、ご了承ください。

(本プレスリリースは11月11日にドイツ・ヘンケル本社発表のプレスリリース翻訳版です。)