2024/05/13  デュッセルドルフ ドイツ

今年度もきわめて順調なスタート

ヘンケル、2024年度売上高・利益見通しを上方修正

ヘンケルの経営委員会は、今年度に入ってから現在までのきわめて好調な業績と年度末にかけての予想に基づき、3月初めに発表された今年度の業績見通しを上方修正することを決定しました。

売上高と利益の見通しを以下の通り上方修正しました。

  • 既存事業売上高成長率:2.5~4.5%(修正前:2.0~4.0%)
  • アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)事業部門:2.0~4.0%(変更なし)
  • コンシューマーブランド事業部門:3.0~5.0%(修正前:2.0~4.0%)
  • 調整後の売上高営業利益率(EBITマージン):13.0~14.0%(修正前:12.0~13.5%)
  • 接着技術事業部門:16.0~17.0%(修正前:15.0~16.5%)
  • コンシューマーブランド事業部門:12.0~13.0%(修正前:11.0~12.5%)
  • 調整後の優先株(一株)あたり利益(EPS):為替変動の影響調整後15~25%増(修正前:5~20%増)

ヘンケル最高経営責任者のカーステン・クノーベルは、「ヘンケルが今年もきわめて好調なスタートを切ったことに加え、この度、通年の業績見通しを上方修正できたことは、私たちが成長アジェンダの実行を着実に推進しているということを明確に表しています。私たちは常に結果を出すことを約束してきました。そしてそれが、まさに今私たちが実践していることです。両事業部門で始まった改革が明らかな成果を示しているのです」と述べています。 

両事業部門が本年度の見通し修正に貢献しました。接着技術事業部門では、厳しい市場環境が続く中で全体的な業績と粗利益がより堅調に推移したことに加え、エレクトロニクス事業の市況回復も好収益に寄与しました。 

コンシューマーブランド事業部門では、戦略的な措置やイニシアチブの実施が売上高、粗利益、収益にプラスの影響を及ぼしています。こうした実績を支えている要因は、ヘア事業のきわめて好調な業績、ポートフォリオ最適化措置の継続、中核的なブランドやイノベーションの力強い開発です。同時にヘンケルでは、成長を加速するために、イノベーションや、特にマーケティングへの投資を引き続き拡大しています。

さらにヘンケルは、売上高への買収・売却と為替の影響についても見通しを修正しました。直近の買収(Seal for Life Industriesと中国のVidal Sassoon)が予想よりも早く完了したため、売上高と利益への寄与が早まりました。

  • 買収・売却:名目売上高成長率への影響なし
    (修正前:マイナス一桁台前半の影響)
  • 為替の影響:マイナス一桁台前半~半ばの影響
    (修正前:マイナス一桁台半ばの影響)

以下の見通しについては変更がありません。

  • 直接原材料価格は横ばいで推移1
  • リストラ費用は250~300百万ユーロ
  • 有形固定資産および無形資産への投資によるキャッシュアウトフローは650~750百万ユーロ

2024年第1四半期の既存事業売上高の実績

速報値によると、ヘンケルの2024年第1四半期のグループ売上高は約53億ユーロで、既存事業売上高の成長率は3.0%と好調でした。接着技術事業部門の売上高は約27億ユーロで、既存事業売上高の成長率は1.3%でした。コンシューマーブランド事業部門の売上高は26億ユーロで、既存事業売上高の成長率は5.2%ときわめて好調でした。

第1四半期の売上高の実績についてはドイツ・ヘンケル本社が5月8日に英語版プレスリリースにて詳細を発表しました。

 

1 前年度平均との比較

※2024年5月3日にドイツ・ヘンケル本社が発表したプレスリリースの日本語訳版です。本プレスリリースは英語が原本であり、その内容・解釈については英文原本が優先します。

将来予測に関する記述

本情報には、Henkel AG & Co. KGaA.の経営陣による現在の予測および仮定に基づく将来の見通しが含まれています。将来予測に関する記述とは、英文中expect, intend, plan, anticipate, believe, estimateなどの語句や同様の表現の使用を指しています。この情報に含まれる将来予測は、弊社経営陣による現時点での予測と予想に基づくものです。これらの記述は、その予測が結果的に正しくなることを保証するものではありません。Henkel AG & Co. KGaA.とその関連会社が実際に達成する将来の業績と結果は、多くのリスクと不確実性に左右されるため、将来予測に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうした要因の多くは、経済状況や競合の活動、その他市場要因など、弊社のコントロールを超えるものや事前に正確に予測することができないものです。ヘンケルは、これら将来予測をアップデートする意向はなく、またそれに関するいかなる義務を負うものでもありませんので、ご了承ください。 

本資料には、適用される財務報告枠組みの中で明確に定義されておらず、代替的業績指標(非GAAP指標)であるかまたはその可能性のある補足的な財務指標が含まれています。これらの補足的な財務指標は、単独で解釈すべきではなく、また連結決算報告書に適用される財務報告枠組みに従って表示されたヘンケルの純資産、財務状況または経営成績の代替的な指標と見なすべきではありません。類似の名称の代替的業績指標を報告または記載している他の企業は、かかる指標を、ヘンケルとは異なる方法で計算している可能性があります。

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