2019/09/20  デュッセルドルフ、ドイツ

プリット、子どもの教育支援に9万ユーロを寄付

2019年、ヘンケルはアイコンブランドであるスティックのり「プリット」の発売50周年を記念して、さまざまな活動を実施しています。そのブランド価値を高めるため、世界のプリット販売トップ10の国々において、今年の初めより社内のCSR運動「We craft for children(子どもたちのために工作しよう)」を実施しました。ブラジル、南アフリカ、トルコが受賞国に選ばれ、各国の子どもの発育と教育を支援する団体に総額9万ユーロの寄付金が贈呈されました。

1969年、ヘンケルは史上初のスティックのり「プリット」を発売し、一般向け接着剤市場に新たなカテゴリーを生み出し、革命を起こしました。以来、ヘンケルは60を超える国々で、さまざまな色やサイズのプリットを何十億本も販売してきました。成功の基盤となったのは、この製品の使いやすさと性能、そして過去50年間の強力なブランド構築力です。

ブランドの核は子どもたち

スティックのり「プリット」は、その誕生以来、学校や家庭でののりを使った工作を通じて、子どもの運動能力と創造力の発達を支援しています。新たなCSR運動「We Craft for Children(子どもたちのために工作しよう)」に参加したプリットの販売トップ10の国々は自国で50周年記念イベントを開催し、社員が自分の子どもの頃の夢を表現する紙人形を作りました。最も熱心に活動した国に対し、フリッツ・ヘンケル基金との協力のもと、子どもの発育と教育を支援する各国の団体へ寄付金が贈呈されました。

ヘンケルの一般用接着剤事業のグローバル・マーケティング&デジタル部門責任者であるグザヴィエ・マーティンは、8月末の公式授賞式で、「1969年以来、子どもたちを支援し、子どもたちが想像できる限りのものを表現する手助けをすることが、プリットの使命の一部です。2019年現在でさえ、あまりにも多くの子どもたちが適切な教育を受けられずにいます。世界中のヘンケル社員がこのユニークな運動に非常に熱心に取り組んでくれたことを、とても誇りに思います。合計2,300体の人形が制作され、これによって、子どもたちの発育と教育を支援する各国のNGOのために9万ユーロが集まりました」 と述べました。

1位:ブラジル

ブラジルのプリットチームはソーシャルメディアでのリーチ数が最大となり、参加国で唯一、デジタル社会における子どもたちにとっての工作の重要性について考える外部会議を開催しました。ブラジルチームは、自国のNGO「アイルトン・セナ財団」に4万ユーロを寄付します。この資金は教員研修のサポートに使われ、1年間で735名の子どもの教育レベル向上に役立ちます。

2位:南アフリカ

南アフリカのプリットチームは、紙人形制作への参加率が最高で、社内の50周年記念イベントの規模も最大でした。南アフリカチームは、NGO「セーブ・ザ・チルドレン」に3万ユーロを寄付します。この資金は、ヨハネスブルグのスラムにある幼児のケア・発育センターの改修支援に使われます。

3位:トルコ

トルコのプリットチームは、メディア報道の数で第2位、紙人形制作の参加率でも第2位となりました。トルコチームは、自国のNGO「TOÇEV」に2万ユーロを寄付します。この資金によって50名の子どもに、奨学金や、教科書、衣類などの通学の必需品を含む1年分の教育費が提供されます。

世界規模の団結した取り組みのシンボルとしての巨大な夢のペーパーモビール

「We craft for children(子どもたちのために工作しよう)」運動は、紙を使ったアートを専門とするドイツ人アーティスト、ヨー・ペレンツ氏のサポートのもと行われました。同氏は今回のために紙人形をデザインし、世界規模の団結した取り組みのシンボルとして、2,300体の紙人形すべてを集めた巨大な夢のペーパーモビールを制作しました。この巨大モビールは、ドイツ、デュッセルドルフのヘンケル本社で行われた授賞式で披露されました。


※本プレスリリースは、2019年9月11日にドイツ・ヘンケル本社が発表したプレスリリースの日本語訳版です。