ヘンケルが展開する2つの事業部門「アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)」「ヘンケル コンシューマーブランドは。
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2024/09/25 デュッセルドルフ ドイツ
ヘンケルは本日、デュッセルドルフ本社に最新鋭の試験施設であるバッテリーテストセンターを開設し、E-モビリティ分野での能力を大幅に強化することを発表します。この最先端施設は、ヘンケルが昨年9月に開設したバッテリー・アプリケーション・センターに当時導入されたバッテリー技術センターに付随する新施設です。バッテリーテストセンターの開設により、ヘンケルは、急速に進化するE-モビリティ分野において、自動車OEMやバッテリーメーカーとの設計・イノベーションのリーディングパートナーとしての地位を強化します。2024年9月より本格稼動するこのバッテリーテストセンターは、バッテリーシステム向けの幅広い試験ソリューションを提供し、電気自動車(EV)用バッテリーの設計・開発における最重要課題に対応します。この新しい施設は、温度・湿度調節が必要な環境シミュレーション、急速充放電、リークテスト、エージングテストなどの高度な試験ができるよう整えられており、最新鋭のインフラとして、電池技術革新の限界を押し広げ、より安全で持続可能な高性能電池システムの開発においてパートナーをサポートするというヘンケルのコミットメントを推進できるものとなっています。
ヘンケル社オートモーティブコンポーネンツ事業部グローバルヘッドであるGeorge Kazantzisは、次のように述べています。「バッテリーテストセンターの開設により、私たちはE-モビリティ分野における持続可能なイノベーションを推進するという使命において、大きな一歩を踏み出すことになります。ヘンケルのバッテリー技術センターは、デジタルツインやバーチャル材料カードを使用した初期段階の設計やシミュレーションから、本格的な試験や検証に至るまで、比類のない包括的なソリューションを提供できるようになりました。これにより、お客様は開発サイクルを加速させ、次世代EVバッテリーをより迅速かつ効率的に市場に投入し、業界をネット・ゼロ・エミッション・モビリティへと押し上げることができます。」
バッテリーテストセンターは恒温槽など幅広い試験装置を備え、バッテリーシステム試験において最高水準の安全性と信頼性を保証しており、TISAX*認証を取得しています。ヘンケルがバッテリーテストセンターを通じてお客様に提供する主な利点は、あらゆるバッテリーのデジタルツインを作成し、デジタルの材料カードを使ってヘンケルの先端材料を適用し、シナリオシミュレーションを実行し、実際のシステムで結果を検証できることです。これには、電池の循環化の実現のため、現役の電池パックにおける剥離試験も含まれます。このデジタルシミュレーションと実際のアプリケーション、試験、検証のユニークな組み合わせにより、完成車メーカーとバッテリーメーカーは、バッテリー設計を最適化し、E-モビリティ市場の喫緊の需要に対応するための強力なツールを活用できます。
「ヘンケルでは、イノベーションはコラボレーションによって推進されると考えています。ヘンケルのバッテリー技術センターは、お客様との緊密なパートナーシップを促進するために設計されており、お客様はヘンケルの専門家と共に働き、モデリング、シミュレーション、テストにおけるヘンケルの高度な能力を活用することができます。バッテリーテストセンターの開設は、最先端のバッテリー技術の開発を推進するヘンケルの継続的な取り組みにおいて、重要なマイルストーンとなります。」とヘンケルのオートモーティブコンポーネンツ事業部グローバルイノベーション統括長Stefan Kreilingは述べています。
バッテリー向け技術革新のハブであるバッテリー技術センターには、多分野にわたる専門家チームと最新技術を1つの拠点に集結させています。バッテリーテストセンターが加わったことで、ヘンケルはパートナー企業との共同イノベーションをこれまで以上に推進できる体制が整い、将来の課題に取り組む力となって、グローバル規模でE-モビリティソリューションの進歩を推進することができます。この施設を始めとして、今後は米国と中国にも拠点を設け、地域をまたいだシームレスなコラボレーションを実現し、E-モビリティ分野におけるヘンケルのリーダーシップを強化していきます。
*ドイツ自動車工業会による情報セキュリティ評価
※本プレスリリースは、2024年9月10日にドイツ・ヘンケル本社が発表したプレスリリースの日本語訳版です。本プレスリリースは英語が原本であり、その内容・解釈については英文プレスリリースが優先します。