2026/04/20  デュッセルドルフ ドイツ

サステナビリティへの取り組みを強化

ヘンケル、2030年に向けた新たなサステナビリティ目標を発表

  • ネットゼロ:スコープ1およびスコープ2の温室効果ガス排出総量を42%、スコープ3の排出総量を30%削減し、2045年までにネットゼロ排出を目指す
  • 循環型経済:コンシューマー向け製品のパッケージに使用される再生プラスチックの割合を少なくとも35%に引き上げ、パッケージの100%をリサイクル・再利用可能な設計にする
  • グローバルなジェンダー平等:管理職レベル全体で男女それぞれの比率を少なくとも45%にすることを目指し、世界規模で賃金の公平性を確保する*
  • 持続可能なサプライチェーン:サプライヤーの85%が特定のサステナビリティ基準を満たすことを確保する

ヘンケルは、創業以来培ってきたサステナビリティにおける誇るべき歩みと150年の伝統に基づき、2030年までの新たな中期目標を設定しています。新たなサステナビリティ目標は、バリューチェーン全体にわたる当社の影響をさらに加速させるという戦略的な意思決定が反映されています。気候変動対策、公平性、持続可能なサプライチェーンを統合した包括的なアプローチにより、ヘンケルは新たなサイクルをスタートさせます。

最高経営責任者のカーステン・クノーベルは、「150年にわたり、ヘンケルは責任ある事業慣行と強固な業績成長は両日できることを証明してきました。今日のように困難で変動の激しい環境においては、持続可能な未来を形作るために、明確で一貫した姿勢をとることはこれまで以上に重要です。「意義ある成長」アジェンダに沿って、ヘンケルは今、意欲的でありながら具体性のある新たなサステナビリティ目標を掲げ、次なるステージへと踏み出します。私たちは、実質的な影響を生み出して持続可能な価値をさらに推進できると考える3つの主要な優先事項に焦点を当てています」と述べています。

さらに、人事、インフラサービス、サステナビリティ部門担当取締役副社長のシルヴィー・ニコルは、「当社の誇るべき伝統は、責任ある姿勢とパイオニア精神の双方を礎とするものですが、特により持続可能な未来の構築においてはそれが顕著です。新しい目標には、バリューチェーン全体における影響を加速させるという戦略的決定が反映されており、事業全体の日常的な意思決定にサステナビリティを組み込むための、明確で実行可能な枠組みを提供します。永続的で包括的な影響を生み出すには、世界中のすべてのチーム、市場、拠点で、勇気と共通のコミットメントを持つことが必要です」と述べています。

ネットゼロと循環型経済への歩みの加速

ヘンケルは2045年までにネットゼロの実現を約束しており、この目標を達成するため、2024年に「Science Based Targets Initiative」(SBTi:科学に基づく目標設定イニシアチブ)によって認証された包括的なロードマップを策定しました。当社は、エネルギー効率の向上、再生可能エネルギーやより持続可能な燃料の使用拡大により、バリューチェーン全体の排出量を大幅に削減することを目指しています。この歩みにおける重要なマイルストーンとして、ヘンケルは2030年までに(2021年比で)スコープ1およびスコープ2の温室効果ガス排出総量を42%、スコープ3の排出総量を30%削減することを目指しています。スコープ1と2の排出量は当社の事業活動からの直接的および間接的な排出を対象としており、スコープ3はバリューチェーンの上流および下流で発生する排出を対象としています。これまでに達成された進捗は、ヘンケルが正しい軌道に乗っていることを示しています。2025年までに、当社は2021年を基準としてスコープ1、2、3の排出量を29%削減し、世界中の37の拠点でカーボンニュートラルな生産を実現しました。こうした背景のもと、ヘンケルは再生可能電力の割合を世界全体で97%にまで大幅に引き上げました。これらの削減には、業務改善と、サプライヤーやパートナーとの連携強化の両方が反映されています。

ヘンケルの環境保護への取り組みにおけるもう一つの重要な要素は、循環型経済を支援する姿勢です。当社は、コンシューマーグッズのパッケージに使用される再生材の割合と、リサイクル・再利用可能な設計されたパッケージの割合について、明確な目標を設定しました。2030年までに、再生材の割合を現在の28%から35%以上に拡大する計画です。さらに、2030年までにパッケージの100%をリサイクル・再利用可能な設計にすることを目指しており、現時点ですでに88%に達しています。

当社はまた、アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)事業部門が開発した特殊な接着剤ソリューションを通じて、リサイクル可能なパッケージの開発に貢献しています。これらのソリューションは、デュッセルドルフと上海にあるヘンケルのカスタマーセンターの一部である専用の「パッケージング・リサイクラボ」でテストされています。

世界規模で社員の公平性を推進

ヘンケルは、機会平等、インクルーシブな職場、そして公正な賃金への取り組みを再確認しました。管理職における世界的なジェンダーバランスの達成に努め、2030年までにすべての管理職レベルにおいて男女がそれぞれ45%以上を占めるようにします。2025年末には、管理職に占める女性の割合はすでに43%以上に達しました。これは目標達成に向けての重要なマイルストーンであるとともに、具体的な成果を示しています。さらに、2030年までに世界規模で賃金の公平性を達成することを目指しています。いずれの目標も、現地の法律および地域に合わせたアプローチを遵守して実施されます。

より持続可能なサプライチェーンのための協力

ヘンケルは、サプライヤーと密接に連携し、サプライチェーン全体のサステナビリティ基準を引き上げるための取り組みを強化しており、安全、健康、環境保護、社会的基準、および公正な事業慣行におけるビジネスパートナーのパフォーマンスを体系的に評価しています。2030年までに、サプライヤーの85%が当社のサステナビリティ基準を満たすことが期待されています。「Together for Sustainability (TfS)」などの業界横断的なイニシアチブや、中小規模のサプライヤーを対象とした的を絞った支援プログラムが、この野心的な取り組みを支える主要な柱となっています。 

ヘンケルの進捗は、国際的に認知されたサステナビリティ評価によって裏付けられています。2025年のCDP評価において、ヘンケルは気候変動分野で初めてA評価を獲得しました。また、最新のEcoVadis評価でもパフォーマンスを向上させ、再びゴールドメダルを獲得しました。 

新たなサステナビリティ目標の全容についてはこちらをご覧ください。

 

*現地の法律および地域に合わせたアプローチを遵守

※2026年4月14日にドイツ・ヘンケル本社が発表したプレスリリースの日本語訳版です。本業績レポートは英語が原本であり、その内容・解釈については英文原本が優先します。

カーステン・クノーベル、最高経営責任者

人事部門担当コーポレート上級副社長兼ヘンケルサステナビリティ評議会会長 シルヴィー・ニコル