ドイツの化学・消費財メーカー ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパン株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:浅岡 聖二)のコンシューマー&コンストラクション事業部は、建築現場向けに優れた初期保持力を有する接着剤「インスタントタック」を2026年4月15日に新発売いたしました。
本製品は、強力な初期保持力により、従来必要とされていた両面テープやタッカー、クランプなどによる仮固定工程を不要にする建築用接着剤です。施工後すぐに高い保持力を発揮し、1人施工にも対応可能な製品設計となっています。
建築用接着剤 「インスタントタック」
インスタントタック(Instant Tack)は、「Instant(=すぐに)」「Tack(=保持できる粘着性)」の名前の通り、初期保持力に優れた製品で、ヘンケル独自 Flextec Polymer技術※1 を採用しています。
■ 主な特長
- 優れた初期保持力がありながら、位置合わせ可能
- 両面テープ等の仮固定が不要
- 濡れた面でも作業可能
- 屋内外対応
- 高接着力と柔軟性の両立
- 異素材接着対応
- 80℃耐熱
※1硬くならず柔軟な接着層を形成し、施工後の動き・振動にも追従。長期耐久性を実現します。
■ 施工プロセスを変革する競争優位性
本製品は、「接着剤性能の向上」にとどまらず、施工プロセスそのものの効率化も実現します。大型パネル施工を接着剤単独で可能にし、施工人数削減や工程短縮といった新しい施工スタイルを実現します。ヘンケル社内で実施した施工比較試験では、大幅な省力化が確認されています(化粧板6枚施工想定)。
- 作業人数:2名 → 1名(50%削減)
- 施工時間:30%以上短縮※2(当社試算)
- 総施工コスト:47%削減※2(当社試算)
※2当社比較試験に基づくもので、条件により結果は異なる可能性があります。
実際の比較試験の様子や詳細については、動画(後半)でもご紹介しています。
■ 製品ラインナップ
- インスタントタック 強力(カートリッジ/チューブ):より強力で接着性に優れるタイプ
- インスタントタック クリスタル(カートリッジ):意匠性を求める施工に最適な高透明タイプ
対象用途・ユーザー
本製品は建築・内装・外装の幅広い施工現場で使用されます。
【主要ユーザー】 内装業/大工/リフォーム業/設備施工業
【対応素材】 コンクリート、ガラス、金属、木材、レンガ、タイル、石材、石膏、鏡、セラミック、プラスチックなど
【主用途】 幅広い内装及び外装用にご活用いただけます。
化粧板・キッチンパネル・鏡 / 外装パネル・ウッドデッキ材 / 看板・サイン施工 / 石材・金属など異素材建材固定など
上市背景
欧米では「初期保持力を持つ接着剤」は既に主流ですが、日本市場ではこれまで本格的な普及には至っていませんでした。一方、日本の建設業界では、深刻な人手不足、作業者の多技能化の進行、工程短縮ニーズの増大が不可逆的なトレンドとなっています。ヘンケルジャパンでは、2024年以降、日本国内で大規模な定量・定性調査を実施するとともに、EU技術者と日本側担当者が多数の現場訪問・ヒアリングを実施し、ヘンケルの欧州で実績のある技術を日本市場へ導入、および、日本特有の施工実態に合わせた最適化を進めました。
接着剤ブランド - ロックタイト(LOCTITE®)
ロックタイト接着剤は、航空機から電子機器の微細部品まで、工業用途で世界のモノづくりを支えてきました。その技術を建築施工向けに展開したのが「ロックタイト プロシリーズ」です。本シリーズは、単なる接着性能向上ではなく、施工プロセスの効率化を重視し、高い初期保持力と異素材への強力な接着で、仮固定の削減や人数・作業時間の最適化を実現します。
ロックタイトは、現場の課題に応える接着技術を通じて、施工現場の生産性向上に貢献します。
製品詳細
今後の展開
2026年秋には、水性接着剤による同シリーズの拡充も予定しています。ヘンケルは、建築用接着剤市場において、接着剤のラインアップ強化にとどまらず、シーラント製品の立上げや、ウレタンフォームを含む関連製品群の展開も進めることで、日本市場に適合した高機能ソリューションを継続的に拡充してまいります。
参考資料
製品フライヤー
動画
コンセプト動画
用途紹介|仮固定不要
用途紹介|濡れた面にも接着可能
製品紹介