責任ある調達

私たちが日常生活で使用する製品は、世界中の材料を使って作られています。各製品メーカーは、自社が購入する原材料が環境的かつ社会的に責任のある方法で生産されていることをどのように確信できるのでしょうか?

農家を支援するための協力体制

このため、政府、非政府組織、農業事業者、パーム材料を取り扱う企業等のキープレーヤーが協力体制を築き、認証を超えた取り組みを行っています。これらの組織は協力して、アブラヤシの木を栽培するための現代的な農業技術の教育訓練を小規模自営農家に提供するプロジェクトを支援しています。これにより、生産性を高め、安全性および環境的なサステナビリティ(持続可能性)に関する期待の高まりに応えるための能力が農家にもたらされます。また、雇用の安定性が確保され、労働者とその家族の生活が改善されます。

小規模自営農家を支援するこの協力的アプローチは、さまざまな作物の農家のために実施されています。もう1つの例として挙げられるのはグアー豆です。粉砕されたグアー豆は、化粧品に使用される材料になります。グアーの大部分はインドの自営農家によって栽培されており、多くの農家にとってこの作物は極めて重要な収入源となっています。TechnoServeなどの組織は、農家の能力を高めて持続可能な農法を促進することで、グアーの世界供給量を増やすと同時に、生活や労働の条件を改善することを目指しています。

持続可能なサプライチェーンのための協力

パーム油、パーム核油、グアー豆抽出物等の個々の原材料に関連する活動と並行して、企業は効果的な管理システムを導入することもできます。こうした管理システムでは、サプライヤーの評価や現地訪問によるサプライヤーの実地監査が含まれるのが一般的です。しかし、企業は世界中に何百、何千ものサプライヤーを持っていることがあります。このため、企業が購入するすべての原材料に係るすべてのサプライヤーや生産拠点を評価・監査するためには、多大な時間と費用がかかります。

この課題に応えるべく、化学業界の各社は2011年に、サステナビリティのための協力(Together for Sustainability:TfS) イニシアチブを開始しました。このイニシアチブは、グローバルなプログラムを策定、実施し、化学業界のサプライチェーンにおけるサステナビリティの取り組みを評価・監査・改善するために創設されました。現在の参加企業は世界23社に及び、さらなるグローバルな拡大を目指しています。 TfSイニシアチブでは、参加企業とそのサプライヤーの双方にとって相互利益を達成するための取り組みが行われています。そのため、社員、近隣地域、地域社会および社会全体を含むすべてのステークホルダーの利益のために、社会的および環境的条件が継続的に改善される必要があります。

最高の基準

ヘンケルのサプライヤー基盤は100を超える国の何百万人もの労働者によって支えられ、ヘンケルの環境フットプリントに重要な影響を及ぼしています。このことから、私たちは、サプライヤーの選定にあたって安全、健康、環境、社会的基準、および公正な商慣行を考慮する責任を認識しています。

ヘンケルのお客様や消費者の皆様は、原材料が環境的および社会的責任に係る最高の基準に沿って調達されているという確信のもと、私たちの製品をご購入いただけます。世界がますます狭まくなっていると感じる中、持続可能な方法をバリューチェーンに沿って促進する機会は広がり続けています。この機会を追求することに私たちは全力で取り組んでいます。

持続可能なパーム(核)油

ヘンケルは、持続可能なパーム油およびパーム核油に向けた進展を推進し、環境と、それに係る人々の双方にポジティブな影響を及ぼしたいと考えています。詳しくは、henkel.com(英語)をご覧ください